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1. 電子書籍とは?
日本電子出版協会では電子書籍を「紙に印刷された本ではなく、画面で読む本や雑誌」と定義づけ、電子本、電書、イーブック、ebookとも呼ばれるとしています。
インターネット上で販売されている電子書籍を購入すると、PC、スマホ、タブレットや、Kindleのような専用読書端末を用いて本を読むことができるのです。
電子書籍を本の販売方法として位置づけると、電子書籍販売サイトで販売する電子書籍以外にも、自社サイトで販売するデジタルブック、書店で販売する紙の書籍といった販売方法が存在します。
電子書籍とデジタルブックは混同されやすく、紙の書籍とも比較されるのでそれぞれの特徴を表にまとめてみました。
3つを比較するとそれぞれに異なる特徴や役割、メリットがあるため、同じ文章をまとめるといっても目的に応じて使い分けるのが望ましいと言えるでしょう。
電子書籍のフォーマットについて
電子書籍のフォーマットにはどのような種類があるのでしょうか。
表にまとめてみました。
フォーマットの名称 | フォーマットの種類 | 特徴 | メリット | デメリット | よく使用される本 の種類 |
---|---|---|---|---|---|
ePub (イーパブ) |
オープンフォーマット(利用が自由で法的な制約のないフォーマット) |
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PDF (ピーディーエフ) |
2008年7月に国際標準化機構によってISO 32000-1として標準化されたフォーマットで特許を無償で利用できる | Adobe Systems社によって開発された電子文書のためのフォーマット |
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固定レイアウトのため、画面サイズに合わせて拡大・縮小して見る必要がある |
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AZW MOBI Topaz |
独自フォーマット | Amazon電子書籍専用のフォーマット |
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ePubやPDFほど広く電子書籍リーダーでサポートされていない | 書籍 |
.book | 独自フォーマット | ボイジャー社が提唱するフォーマット |
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書籍以外ではあまり使用されない | 書籍 |
電子書籍を作成したい本のジャンルや、本で伝えたい内容に合わせてフォーマットを選ぶとより読者に内容が伝わりやすくなるでしょう。
また実際に使い勝手を見てどのフォーマットにするか判断したいという場合は、日本電子書籍館にePubとPDFの見本があるため、参考にすることをおすすめします。
電子書籍の閲覧ソフトについて
電子書籍が閲覧できるソフトの種類には次のようなものがあります。
- Apple Books
- Amazon Kindle
- kinoppiy
- Adobe Digital Editions
- BinB reader
電子書籍を作成するなら、自分が使用するフォーマットに対応している閲覧ソフトも一度は使用してみて、使い勝手を確認しておくとより読者に寄り添った形での発信が行えるでしょう。
2. 電子書籍作成が注目される背景
電子書籍作成が注目される背景には、どのようなことがあるのでしょうか。
2022年にインプレス総合研究所では「電子書籍ビジネス調査報告書2022」において、電子書籍の市場規模と今後の予測を次のように発表しました。
2020年度と2021年度を比較すると689億円(14.3%)も増加しているため、現在急成長している市場だと言えるでしょう。
一方モバイル(スマホ・タブレット)ユーザーに対して電子書籍の利用率を調査した所、有料の電子書籍利用率は19.8%で、有料での利用率が高い性別・世代は順に男性20代の29.3%、男性30代の26.5%、女性20代の24.1%でした。
書籍を出版して販売したいターゲット顧客が20代~30代の男女の場合、電子書籍も作成しておくと売上向上が見込めるということです。
これらのことから電子書籍作成は、市場規模や有料での電子書籍利用の拡大を背景に注目を集めているのがわかります。
フォーマット
内容の修正ができる
ブック